ブログ 「 相談支援事業所かくれんぼ 」の毎日
研修に参加して

桜のつぼみも膨らみ、穏やかないい季節になり春の訪れを感じられる日が増えましたね。先日、愛知県心身障害者コロニー中央病院 児童精神科医 吉川 徹先生による、”発達に課題を抱えた子どもの進路選択の視点”の研修を受講して参りました。発達に課題を抱えたお子さんの支援に関わる場合、成人とは異なる視点や連携が必要となります。特に成長過程にあるお子さんには、ライフステージの節目、節目で、発達や特性に応じた適切な支援が必要であり、こうしたことも各地域で障害児相談の思わしくない理由の一つでもあります。中でも「普通学校・学級か、特別支援学級か、特別支援学校か」といった進路選択の課題については、お子さんの将来にも大きく影響するため、ご家族の悩みも大きいですし、大きな環境の変化も伴うため、支援者もどのような見通しを持って支援すればよいか戸惑うことも多いです。今回の研修を今後の相談支援業務に役立てて参ります。
就労移行支援について

早速ですが、障害福祉サービスの一つに就労移行支援というサービスがあります。就労移行支援とは障害者総合支援法(旧障害者自立支援法)に定められた就労支援事業の一つです。一般企業に就職を目指す障害をお持ちの方に対し、就労に必要な知識・能力を目的とした訓練や準備、就職活動支援及び就職後の職場定着支援を行います。基本2年間というサービスの期限がありますが、期限内で就職先が出来ない場合も再延長などもできる場合があります。障害者雇用促進法という法律では、事業主に対し、常時雇用する従業員の一定割合(法定雇用率、民間企業の場合は2.0%)以上の障害者を雇うことを義務付けています。民間企業、公的機関とも年々実雇用率は増加しております。相談支援専門員として今後もサービス事業所と連携をとりながら支援していきたいと思います。
進路
ご挨拶
発達障害について
朝晩は大分涼しくなってきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
先日、"発達障害と特性と対応” 愛知県心身障害者コロニー中央病院 児童精神科 あいち発達障害者支援センター 副センター長 吉川徹先生の研修を受けて参りました。発達障害とは大きく、自閉症、注意欠如・多動症、学習障害の3つのグループに分けられます。ほかにもチック、吃音、言語症などもあります。生まれつき、ものの見方、感じ方、考え方についての生まれつきの偏りがあり、おそらく脳の中での情報処理が、多数派の人たちと異なっていると考えられています。日本では自閉スペクトラム症(ASD)の児童が約2%、注意欠如・多動症(ADHD)の児童が約3%から5%いると言われています。その症状も人それぞれで特性にそった支援が必要です。援助の基本としては療育=治療+教育になりますが、力を伸ばしていくこと、できることを増やしていくことが大切です。特性にあわせた相談支援を行ってまいります。皆様、風邪などひかれませぬようご自愛下さいませ。