ブログ 「 きよすみ荘」の毎日
「きよすみ大正琴カルテット」初ステージ
2022-04-20
こんにちは。支援員の星野です。今回は先月のブログで紹介した「きよすみ大正琴カルテット」の報告を致します。4月3日(日曜日)におこなわれたお花見会が初ステージでした。
昨年の秋から4人の職員が大正琴の個人練習を始め3曲をマスター。4人で合奏を始めると呼吸が合わず苦労したようですが、先月の中旬に何とか曲を通せるようになりました。しかし、問題が発生しました。ここ「軽費老人ホーム名古屋市きよすみ荘」の職員はシフト制で順番に休みを取っているので、4人揃って合奏ができる日は限られていました。3月28日(月曜日)に合奏をして本番に挑む予定でしたが、通常の業務が忙しく全く練習ができなかったようです。個人練習を業務の合間を見てしていたのですが、まさに”ぶっつけ本番”になってしまいました。また、数十人の入荘者様の前で初めて演奏する緊張感を考えると、「大丈夫だろうか?」と心配になったものです。
しかし、実際に演奏が始まると、そんな心配は無用でした。4人のメンバーは実に堂々とした演奏で「春よ来い」「さくらさくら」「ふるさと」の3曲を披露。綺麗で澄んだ大正琴の音色に入荘者様方は大感激!皆様、自然と歌を合唱しはじめ、1階集会室は紅白歌合戦が行われるNHKホールの様になっていました。演奏を終えたメンバーはホッとした表情をしていました。入荘者様からは「アンコール!アンコール!」メンバーは「もう、レパートリーがありません!」と言うやり取りがありました。最後は再び「ふるさと」を演奏して大盛り上がり。私の感想は「凄い!グルーヴしている!」でした。地道な練習を積み重ねた賜物ですね。
翌日、入荘者様からは「最高だった!」「また聴きたい!」「次はいつ披露するの?」などのお声があちらこちらで聞かれました。これからの「きよすみ大正琴カルテット」の活動が楽しみです。
”グルーヴ”(Groove)==音楽用語のひとつ。ある種の高揚感を表す言葉。語源は、レコード盤の音楽を記録した溝を指す言葉で、波、うねり、の感じからジャズ、ファンク、ソウル、R&B,などブラックミュージックの音楽・演奏に関する表現に転じた言葉。現在は、素晴らしい演奏を表す言葉の1つとして、ポピュラー音楽全般で用いられている。
きよすみ荘「お花見会」
2022-04-06
こんにちは。支援員の星野です。ここ「軽費老人ホーム名古屋市きよすみ荘」では、4月3日(日曜日)に毎年恒例の「お花見会」を開催いたしました。朝から少し雨が降っていて、当日の名古屋市の最高気温は13℃と肌寒い日になってしまいました。「こんな天気になって申し訳ございません。」と入荘者様にお声がけをしたら、「こんな日のお花見もおつなものだよ。」「花びらが散るのが先延ばしになっていいね!」「花より団子!」と全く気にも留めていない様子でした。さすがです。桜もちょうど満開でとても良かったです。
午前中から職員で分担して、テント張り、テーブルのセット、クレープ生地を焼いたり、みたらし団子の準備などを行いました。皆様の日頃の行いが良いためか雨雲がかからず、職員一同はホッとしました。予定通り午後2時に「お花見会」がスタート。きよすみ荘玄関前の桜を眺め、また、集会室の窓からも桜を眺めながら、入荘者様はクレープとみたらし団子を手に和やかなお茶会を楽しまれていました。また、北区の小規模多機能かくれんぼの利用者様10名と職員8名も参加して下さいました。きよすみ荘の入荘者様も70名以上参加されたため、とても賑やかで楽しい会になりました。
さあ、お腹を満たして、おしゃべりを楽しんだ後は、とっておきの出し物があります。先日、このブログで紹介した「きよすみ大正琴カルテット」のデビューステージがありました。どんなステージになったかは・・・。文章が長くなりそうなので近日中にこのブログで改めて紹介いたします。
3月27日(日曜日)は「さくらの日」
2022-03-30
こんにちは。支援員の星野です。やっと暖かくなってきました。今年の名古屋市の桜の開花日は3月22日でした。ここ「軽費老人ホーム名古屋市きよすみ荘」の桜も25日頃から咲き始めてきました。27日にはまだ2分咲きほどでしたが、30日には一気に花びらが開き始め「満開近し!」本当にきれいですね!
また、先日の3月27日(日曜日)は「さくらの日」でした。日付は「3×9(さくら)=27」の語呂合わせと、七十二候の一つ「桜始開」(さくらはじめてひらく)が重なる時期であることから来ているそうです。この日の昼食はこの「さくらの日」を記念した内容でした。桜えびとそらまめの混ぜご飯、さわらの西京焼き、豆腐とみつばのすまし汁に、お茶菓子に桜もちが添えられていました。まさに桜づくしの内容で本当においしかったです。入荘者様にも大好評でした!
「きよすみ大正琴カルテット」
2022-03-30
こんにちは。支援員の星野です。ここ「軽費老人ホーム名古屋市きよすみ荘」には10台ほどの大正琴があります。長い間使われてこなかったのですが、昨年の秋頃から数名の職員がポロンポロン~と弾き始めました。せっかくの機会なので練習して入荘者様に演奏を披露できたらいいね、と話が盛り上がっていました。4人の職員が個人練習を開始。荘内のあちらこちらで大正琴の音色が流れていました。名付けて「きよすみ大正琴カルテット(四重奏)」の結成です。(私、星野は大正琴の楽譜がチンプンカンプンで読めなかったので参加しませんでした。)
メンバーは個人練習を積んで3曲をマスターしましたが、いざ4人で合奏を始めると呼吸が合わず、途中で何度も演奏がストップしていました。「これは想像以上に大変だ!」と思ったかもしれないですね。全員、大正琴の演奏は初めてだったので仕方がないですよね。何度も何度も繰り返し合奏していた姿は印象的でした。
しかし、先日の合奏で「あれっ?弾けてる⁉」 綺麗で芯のある音色で三拍子の難曲「ふるさと」を息ピッタリで演奏していました。楽器は繰り返し繰り返し地道な練習していると、ポンッと上達する瞬間がやって来るものです。これぞ楽器演奏の醍醐味だと思います。
「大正琴」はその名の通り、1912年(大正元年)地元の名古屋大須の森田屋旅館の森田吾郎氏が二弦琴をもとに、タイプライターのキーにヒントを得て発明した楽器だと言われています。名古屋で名古屋発祥の楽器を演奏するなんて、とても素敵な事ですね。もうすぐの発表会が今から楽しみです!
「書道クラブ」
2022-03-15
こんにちは。支援員の星野です。今回はここ「軽費老人ホーム名古屋市きよすみ荘」の伝統のクラブ活動「書道クラブ」をご案内いたします。参加者の減少と感染症対策のため長らく活動を休止させていただいていましたが、「書道クラブを是非復活させて欲しい。」との依頼を受け、昨年の4月に再スタートいたしました。新しく入荘された方も加わり、5名の入荘者様が毎月1回筆を走らせています。
このブログでもたまに作品を掲載していますが、皆様とても達筆で驚かされます。おそらく、学生時代から長く続けられてきたと思われます。1字1字丁寧で、しかも力強い筆さばきであることを、掲載した写真からお分かりいただけると思います。
来月からきよすみ荘では、クラブ活動の担当の職員を変更することになっています。私はおもに寺子屋クラブと生け花クラブを担当していましたが、4月からは書道クラブとぬり絵クラブを担当することになりました。せっかくの機会なので、私も書道クラブの時間に約40年ぶりに毛筆を握ってみたいと考えています。かなりの「へたっぴー」だと思いますが、先輩方に指導していただければと考えています。